あたりまえを変えてみる

お米が余るなら栽培方法を変えてみる。

昔はこうだったとか
昔からずっとこれだったとか
みんなそうしてる、とか。
あたりまえにやってきた習慣を
変える→現代的に言うとアップデート
それをすることは、なかなか難しそう。
だけど何かを失うことではない。

化学肥料と農薬の使用量を減らすことが
世の中で起きている食と自然環境
そしてお金の悪循環を変えていくことができる。小さなことだけど
いち農家としてできることの第一歩だと思う。

あたりまえにやってきたこと
信じてひたすらにやってきたことを変えるってとても超難しい。

戦後の高度経済成長期を生き抜いた年代の方は特にそうだと思う。
田んぼの草取りに追われ大変な苦労を経験してきた農家にとって
除草剤という農薬と食糧難を支えた化学肥料は神様のようだったと思う。

だけど時代は変わる。

お米の消費量が減って
お米が余ってお米の価格が安いっていう現実が目の前にある。そしてそれを農家は嘆いている。嘆きの原因って認めたくないけど、発信元は自分なことが多い。

先祖の田畑を守るっていう田舎の大義名分が、後継ぎ者には重荷になってしまっているけど救いなのが、都会の住人は
食の安全や自然や農業体験を求めて田畑に興味関心をもってくれているということ。
住む土地は違っても
食や農業や自然を大切にしたいという共通認識で、都会の人でも集える新しい田舎の形。
もはや、田舎の暮らしは都会とは変わりなく、意識の向いている矛先が共通であることがアップデートのキーポイントになりそうです。










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