お米作りの原点は

2022年07月19日 12:17

お米作りの原点は 「あるもん」

子供の頃、祖母に夕飯は何かと尋ねると
決まってこの言葉が返ってくる。

あるもので食べる。
間に合わせる。

昔に比べたらお米を食べる量が減っている。

それでも農家は、化学肥料と農薬を使うことを前提にしたお米作りをやめないでいます。

化学肥料を使うと、作物の生長が早く、
あっという間に大きくなります。
収穫量も多くなります。

あっという間に大きくなるのは
ちょっと不自然です。
だから、虫にやられたり病気にかかりやすくなります。

虫も病気も、その不自然さを知らせてくれているのです。

何が不自然か?

作物の生命力をみていないところです。

人間の意図によって、育てられた作物。

それもそろそろ限界だよー。

と、作物という自然が知らせてくれています。

そこに、日本のお米余りがちょうどよいタイミングで起こっています。

米が余っているなら
今まで通りの作り方は、やめようじゃないか。
お金をかけて化学肥料を使わなくても
済むって話だよ?
なんとラッキーな現象か。

私はそう思うのですが、
これまでの習慣を変えるのは、なかなか、難しい。

あるもんで、やってこれていた
昔の米作り。食事。
これらはたいへん質素で、華やかではなく、
地道なこと。

だけど、身体はそれを求めているよね。
脳はそれを許さないけれど。


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